スターバックス コーヒー ジャパンは10月3日、全国のスターバックス店舗でティーの新ブランド「ティバーナ」のドリンクを発売する。「ティバーナ」は2012年にスターバックスが買収、13年にアメリカの「スターバックス」店舗で発売し、今秋、アジア・パシフィック地域に拡販。9月6日の韓国、19日の台湾などに続き、日本に上陸し、秋にはエリア内16以上のマーケットの6200店舗以上が「ティバーナ」のドリンクを販売することになる。水口貴文・代表取締役最高経営責任者(CEO)は、「ティーマーケットは、コーヒーよりも大きく、水に次ぐ巨大市場。世界の市場規模は12兆5000億円で、日本でも1兆円弱の大きさ。健康的なライフスタイルを志向するトレンドがある中、『ティバーナ』のローンチには大きな意義がある」と話した。同社は「ティバーナ」を、コーヒー&エスプレッソ、フラペチーノに次ぐ「第3の柱」に育てたい考えだ。
「ティバーナ」は、「ティーを多彩に変えていく」をブランドコンセプトに、さまざまな種類の茶葉にフルーツや花、ハーブ、スパイスなどをブレント。さらに、これまでとは異なる抽出方法、素材などと組み合わせ、ティーの楽しさを無限に広げる。日本の定番ビバレッジの第一弾は、「ゆず シトラス & ティー」。イングリッシュブレックファストティーをシトラスジュースで抽出し、ピンクグレープフルーツや国産ゆずの果肉・果皮を組み合わせ、酸味を抑えながら豊かな風味に仕上げた。価格は、アイス・ホットともに、ショートが390円、トールが430円、グランデが470円、ベンティが510円。10月3日以降は、「スターバックス」店舗で販売するティーをすべて「ティバーナ」に切り替え、既存のブラックティーとパッションティーに加え、イングリッシュブレックファスト、アールグレイ、ミントシトラス、カモミール、ほうじ茶を用意。これらはストレートティーのほか、ティーラテとして楽しむこともできる。また、「抹茶 ティー ラテ」や「チャイ ティー ラテ」にも「ティバーナ」の茶葉を用いる。
スターバックス コーヒー ジャパンは10月3日から30日までの期間限定で、銀座マロニエ通り店2階フロアを「ティバーナ」ブランドの世界観が楽しめるように改修。カラフルな六角形のデザインを壁面、床面などに施す。