配車サービスなどを行うウーバー ジャパン(Uber Japan)は9月29日11時、フードデリバリーサービスの「ウーバー イーツ(UberEATS)」を東京で開始する。配達員が料理を届ける宅配サービスだ。同サービスはすでにサンフランシスコやパリ、ロンドンなどで開始しており、東京は8カ国34都市目になる。まずは、渋谷区と港区(渋谷・恵比寿、青山・赤坂、六本木・麻布)エリアから開始し、順次エリアを拡大する。参加するのは、イタリアン「ダルマット」やモダン精進料理「宗胡」、「焼肉トラジ」「クリスピー・クリーム・ドーナツ」など150以上のレストラン。数百円の肉じゃがから、2万円のステーキまで注文できる。
注文方法は、「グーグル プレイ ストア」および「アップ ストア」からアプリをダウンロードしてUberアカウントを登録、アプリ上で届け先を入力し注文すると、指定の場所に料理が届く仕組みだ。支払いは登録したクレジットカードで行うために現金のやりとりは発生せず、配達状況や配達予定時間もアプリで確認することができる。同社によると注文から配達までの時間は、世界平均で34分だ。当面配送料は取らない。
高橋正巳ウーバー ジャパン執行役員社長は、「提携レストランの6割以上がデリバリーをやるのは初めて。初期投資なしで始められるため、固定費を変えずにビジネスを拡大できる。配達員には、好きな時に好きなだけ働いてもらい、シェアリングエコノミーに基づいた新しい働き方を提案する」とユーザー以外のメリットも強調した。