ゴールドウインは、ベンチャー企業のスパイバーと共同開発し、2016年内の発売を予定していた“ムーンパーカ”を17年以降に延期すると発表した。理由は素材品質安定性向上のため、さらなる研究開発の時間が必要になったため。
“ムーンパーカ”は、「ザ・ノース・フェイス(THE NORCE FACE)」の"アンタークティカ・パーカ"をベースに、スパイバーが世界で初めて開発に成功した人工合成クモ糸素材"クモノス"を表地と刺しゅう部分に使用したもの。同素材を用いて、実際の工業ラインで生産した“ムーンパーカ”のプロトタイプを昨年10月に発表しており、量産体制に向けて整備を進めていた。
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