ファッション

ショートケーキで勝負 三越のクリスマスケーキ戦略

 日本橋三越本店は10月4日、クリスマスケーキの予約販売を開始する。今年のテーマは「OPEN!〜クリスマスの記憶〜」。クリスマスが3連休にあたる今年は、より多くのファミリー層の来客を見込み、過去の思い出とこれから一緒に作っていく思い出を共有し、クリスマスを楽しむことをコンセプトにした。

 今年は57種類を用意し、そのうち26種類がショートケーキだ。ファミリー層をターゲットに、日本橋店で需要の高いショートケーキのバリエーションで他店と差別化を図る。また、最も高価なものは「ホテルニューオータニ パティスリー SATSUKI」の“エクストラスーパークリスマスショートケーキ”(1万9440円、税込。以下、すべて同様)。福岡県産あまおう苺をぜいたくに使い、和三盆やアーモンドミルクのやさしい甘みが美味しさを引き立たせる。毎年人気の「日本橋千疋屋総本店」の“ストロベリーキャロル”(10万800円)のほか、今年初めて取り扱う「目黒雅叙園」の“横須賀・嘉山農園の苺のショートケーキ”(6401円)、「ホテル椿山荘東京」の“ピスターシュとベリーのクリスマスショートケーキ”(5501円)、「フォートナム・アンド・メイソン」の“クリスマスショートデコレーション”(3456円)など、味だけでなく、幅広いデザインや価格のショートケーキを扱う。

 テーマの「OPEN」をイメージした、宝箱や鍵のデザインを施したケーキにも注目だ。ラズベリーとチョコレートを組み合わせた「オクシタニアル」の“クレ ドゥ タニアル”(5400円)や「デメル」の“ミルヒショコラーデントルテ”(5400円 )など、見た目も豪華なケーキを販売する。バッグをイメージした「ジャン=ポール・エヴァン」の“ビュッシュ<ファッション>”(5940円)や淡いピンクのドーム型にバラの花びらやスノーフレークのホワイトチョコレートをあしらった「ピエール・エルメ・パリ」の“フロコン イスパハン”など、ユニークなデザインのケーキもそろう。また、年々需要が高まる大きいサイズのケーキも用意する。

 予約は店頭で10月4日〜12月13日、インターネットは10月4日〜12月12日、電話は10月4日〜12月13日に受け付ける。ケーキは12月23〜25日の10時半〜18時半に、日本橋三越本店本館7階の特設会場で渡す。

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