ファッション

UAの9月度売上高は既存店で7.0%減 悪天候や高い気温が主な要因

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)の9月度の売上高は、既存店が前年同月比で7.0%減だった。客単価は0.5%増だったものの、不安定な天候が続いたことなどが原因で客数は11.2%減だった。ネット通販の既存店売上高は14.8%増と好調だったものの、小売既存店の売上高が11.8%減となったことが響いた。主力の「ユナイテッドアローズ」事業は9.4%減、「グリーンレーベル リラクシング」は8.1%減だった。

 9月はジャケット、ブラウス、ワンピース、スーツケースなどが好調だったものの、冬物のコートやニット類の動きが鈍かった。「クロムハーツ」は9月16日からの価格改定(値下げ)を前に買い控えが続いたものの、月後半は堅調な伸びだった。同社は、前年同月と比較して休日が1日少なかったことによる影響は、小売+ネット通販既存店売上高前期比に対して1.6%減だったと推測する。出退店については、小売で出店が4店、改装が5店、ネット通販の出店が5店だった。

 なお同社の既存店ベースの売上高は、4月度が0.3%減、5月度が0.4%減、6月度が3.1%増、7月度が9.1%増、8月度が8.1%減で、4〜9月までの上期計で0.1%減(全社売上高は1.0%増)だった。

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