ビームスは、神戸市との協業企画「ビームス アイ オン 神戸」をスタートした。同社が新宿の大型店舗ビームス ジャパンを拠点に“日本をブランディングする”施策の第1弾だ。ビームス ジャパンとビームス神戸で10月31日まで、ビームスの視点でキュレーションした神戸の名産品やコラボ商品が並ぶ他、柴田隆寛「&プレミアム」エグゼクティブ・ディレクターが編集長を務めたガイドブックを販売する。
9月30日には、ビームス ジャパンで、放送作家でビームス ジャパン総合アドバイザーの小山薫堂、柴田エグゼクティブ・ディレクター、鈴木修司ビームス ジャパン バイヤーがトークショーを行った。小山アドバイザーは「神戸は、10月スタートのNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』の舞台でもあり、今すごくノッている街。それだけでなく、神戸のお店や作り手は、流行を追わず信念を持っている方が多い。今回ビームスと組むことで、さらなる盛り上がりにつながるのではないか」とコメント。柴田エグゼクティブ・ディレクターは「久々に、地道に取材する楽しさを味わった。神戸には親・子・孫と受け継がれ、ブレずに積み上げた独自のカルチャーや、純粋なモノ作りがある」と制作時のエピソードを語った。「特に気に入っているページは、神戸にゆかりのある12人の寄稿によるページ。やはり主観で書かれた原稿にかなうものはないと感じた」。おすすめのアイテムについて鈴木バイヤーは、「『コローレ』とのコラボバレエシューズは、散歩に行くときでもバレエシューズを履いている、すてきな神戸の女性をイメージした。親・子・孫と3代で仲良く履けるよう、リボンの色を3色用意している」と工夫を明かした。小山アドバイザーは「ファミリア」とのコラボバッグ(2万8000円)について「このバッグ、神戸では芦屋の女子高生からすごく人気がある。神戸店では開店前から行列になって、ウェブでも即日完売したとか。ビームス ジャパンにはまだ在庫があるから、絶対に買っておいた方がいい。プレミアがつくはず(笑)」と話した。ビームスは今回の取り組みを皮切りに、全国の自治体と組んだ施策を行っていく予定だ。