西武渋谷店は10月4~17日、黒のファッションや雑貨、食品を提案するイベント「シブヤ ノアール(SHIBUYA Noir)」を開催している。初日の4日には、同社社員がモデルとして登場したファッションショーをはじめ、独アーティストのカールステン・ニコライと鈴木ヒラクのトークショーをプレス関係者と顧客向けに実施した。
ファッションショーでは、5人の同社社員が同館で取り扱う11ブランドの商品を着用して登場した。ブランドは「ディースクエアード(DSQUARED2)」や「ヴェルサーチ(VERSACE)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「MSGM」「カルヴェン(CARVEN)」「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」「ザ・リラクス(THE RERACS)」など。A館4階のジャスティンモードやA館3階のキートゥースタイルを含むA館・B館の1~6階の売り場で、13のプロモーション企画を用意。約250ブランドの別注アイテムや先行販売商品を販売する。
篁(たかむら)富夫・西武渋谷店店長は「店の独自性を出すためにテーマを決めて、商品を編集することは百貨店として大切なこと。ココ・シャネルや川久保玲さんがファッション業界に大きなインパクトを与えた色である黒で、ファッションとアートをつらぬいて、ご協力いただいた250以上のブランドのそれぞれの“ノアール”を打ち出したい」と話した。
期間中にはトークショーに登場した2人のアーティストとのコラボレーションを行っている。昨年8月の同館のリニューアルの際にエントランスゲートのLEDビジョンを手掛けたカールステン・ニコライによる企画展「黒の世界」をA館7会の特設会場で開催。また、鈴木ヒラクによるアートの展示販売を館内各所で実施している他、ショーウィンドーで作品を披露している。