「エンポリオ アルマーニ」は10月3日、2017年春夏コレクションのショーをパリで開催した。これは、サンジェルマン店のリニューアルオープンを記念したもので、「エンポリオ アルマーニ」がパリでショーを行うのは今回が初めて。1998年のショップオープン時に行う予定だったショーは開始数時間前に警察の中止勧告により幻のものになったため、18年の歳月を経ての実現となった。
会場は、ベルシーにある競技場の一部であるLE STUDIO。正方形のランウエイを囲むように劇場のような客席を用意した。ショーが始まると、壁面の巨大なスクリーンに歩くモデルの全身やクローズアップが映し出される。
今季のテーマは“アジアンエスニック”。そこにブランドの根底にあるスポーティーなエッセンスを加え、リラックス感のあるジャケットやワイドパンツ、フレアドレスなどを提案した。素材は、シルクやシフォンといった軽やかな素材を多用。たびたび登場するゾウのモチーフや光沢のあるサテンがエキゾチックなムードを高めている。