ファッション

西川産業が創業450周年を機に、滝沢直己ファッションデザイナーを起用

 西川産業は、創業450周年の節目を迎えたのを機に、滝沢直己ファッションデザイナーをアーティスティックデザイナーに起用した。同社が誇る“西川ダウン”を使用したダウンウエアやシルク生地を採用した夜着などを提案。匠の技術と、新開発素材、ファッション性を融合した新たな商品を展開していく。

 「当社は革新の連続により、伝統を引き継いできた。これまで、高品質・機能を強化してきたが、ファッション性も追及することで、ビジョンである“革新をつづける伝統を、未来へ”を体現していく」(西川康行・西川産業社長)ために、ライフスタイルの根本にあるものをデザインしたいと考えていた滝沢ファッションデザイナーからのアプローチに応え、取り組みを行うことになった。

 まずは、450周年記念商品として、夜着やダウンジャケット、羽毛かけ布団、バスローブ、フェイスタオルなどを数量限定販売する。価格は1万2000円~300万円。滝沢ファッションデザイナーは「現代は服だけでなくライフスタイルを含めてファッションとなっている。睡眠もファッションの一部。人生の3分の1を睡眠に費やしているが、睡眠にまつわる意識は低い。商品を通じて睡眠の大切さや、歴史ある西川産業の物作りのすばらしさを伝えていきたい」と意欲を語った。

 10月6日に行った450周年記念商品の発表会には、女優の木村佳乃とレスリング日本代表の吉田沙保里選手がスペシャルゲストとして登場。吉田選手にはリオ五輪の功績を称え、270万円のプラチナ羽毛布団が贈られた。「10月5日が誕生日だったので、最高の贈り物。うれしい!!」と満面の笑みを浮かべた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。