米調査会社リテール・ネクストはこのほど、今からクリスマスまでの間で、アメリカが最もショッピングに沸く10日間をランキング形式で発表した。アメリカではこれまで、サンキスギビング(今年は11月24日)からクリスマスまでの1カ月に1年の1/3に相当する買い物を楽しむ家庭が多く、特にサンクスギビング翌日の金曜日は「どの店も黒字になる日」として通称“ブラック・フライデー”と呼ばれてきた。ところが近年、買い物はクリスマス直前まで控える傾向が強まっている。同社によると、今年、小売店が最もにぎわうのは12月23日の金曜日。同社は、「クリスマス・イブの土曜日は、多くが『買い物は、なるべく短時間に』と考えるだろう。チャンスは23日だ」と店舗にメッセージを送る。
これに続くのは、クリスマス直前の土曜日の12月17日。第3位には、“ブラック・フライデー”の11月25日がランクインした。以降、12月22日、12月21日とクリスマスの直前の平日が続く。土曜日のクリスマス・イブは、第7位にランクインした。
一方、サンクスギビング期間中は、木曜の当日、“ブラック・フライデー”、最初の週末である土日、そして、オンラインショッピングが頂点に達するといわれる直後の月曜日(通称“サイバー・マンデー”)と買い物は分散傾向にあると分析。“ブラック・フライデー”以外は、TOP10にランクインしなかった。
北米最大のショッピングモールで52万平方メートルの売り場面積を誇るモール・オブ・アメリカ(ミネソタ州)は、サンクスギビング当日は営業しない。これにより、1万5000人の従業員は、家族とともにサンクスギビングを楽しむことができるようになった。
ランキングは、以下の通り。
1.12月23日(金曜日)
2.12月17日(土曜日、通称スーパー・サタデー)
3.11月25日(金曜日、通称ブラック・フライデー)
4.12月22日(木曜日)
5.12月21日(水曜日)
6.12月18日(日曜日)
7.12月24日(土曜日、クリスマス・イブ)
8.12月10日(土曜日)
9.12月16日(金曜日)
10.12月3日(土曜日)