「アオキ」と「オリヒカ」を運営するAOKIは10月8日、管理職の女性をメーンターゲットにした「エレガンスライン」を発売した。特長は伊ジニョーネのウールを100%使った高級感と、AOKIが力を入れる“360度どこから見てもキレイ”をコンセプトにデザイナーの小川彰子と開発した“ソフトカービーシルエット”、名刺やスマートフォンを収納できる内ポケットだ。商品は、デザインにこだわったノーカラーと1つボタンのジャケット、セミフレアとタイトのスカート、ストレートとクロップド、ワイドのパンツが、黒と紺、ブルーグレーの3色でそろう。サイズは3S〜4Lまで。価格はジャケットが各2万5000円、ボトムスが各1万3000円。まずは、キャリア女性の集客を見込む「アオキ」の都心店を中心に約100店舗で販売開始。11月からはパーソナルオーダースーツも開始する予定だ。
同社の婦人ビジネスウエアの2016年3月期売上高は、全体構成比の16%を占める、前期比109%の186億円だった。昨年からセットアップスーツやオフィスカジュアルのアイテムなどトレンドに合わせた商品を強化してきたが、今秋冬は管理職の女性増加を見込み、「エレガンスライン」立ち上げや婦人ウエア売り場拡充などで中期目標である売り上げ構成比20%に拍車をかける。