ファッション

ウールマーク・プライズ優勝ブランド「ティータム ジョーンズ」のデザイナー2人が初来日

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 若手ファッションデザイナーの登竜門「インターナショナル・ウールマーク・プライズ(以下、IWP)」の2015-16年ウィメンズ部門で優勝したロンドン発「ティータム ジョーンズ(TEATUM JONES)」のデザイナー2人が初来日した。10月18日まで伊勢丹新宿店3階でポップアップストアを開き、メリノウールを使ったカプセル・コレクションを販売している。

 「ティータム ジョーンズ」はテーラリングをベースに、大胆な色使いとモダンなシルエットを得意にするブランド。カール・ラガーフェルドやイヴ・サンローランを輩出した同アワードを勝ち抜いたデュオデザイナーのキャサリン・ティータムとロブ・ジョーンズの2人に、IWPの必勝法やウールの魅力などを聞いた。 

WWDジャパン(以下、WWD):IWPを受賞後、ブランドはどのように変化したか?

キャサリン・ティータム(以下、キャサリン):何もかもが変わった。まず、IWPのリテールパートナーであるハーヴェイ・ニコルズやサックス・フィフス・アベニュー、伊勢丹など、世界中の10カ所で取り扱いが決まったこと。ブランドをよりインターナショナルにアプローチすることができるようになった。また、ビジネス拡大に伴って、3人体制だったチームが6人に増え、外部スタッフを含むと25人の大きなグループになった。

ロブ・ジョーンズ(以下、ロブ):ザ・ウールマーク・カンパニーのサポートで、パリやオーストラリア、ドバイ、韓国、日本を回る機会を与えてもらってる。実際に、各国のマーケットをリサーチできたり、直接お客さまに会うことができるのも今後のブランドの成長に生かしていきたい。

WWD:IWPに挑むためにどのような戦略を立てたか。また必勝法はあるのか?

ロブ:15分間の面接審査のため、何度もプレゼンテーションの練習したこと。必勝法は、ブランドへの情熱と自信を見せること。それに尽きる。審査の前に、IWPメンターを務めるジュリー・ギルハートが「審査員の好き嫌いはあるが、ブランドに対する情熱を見せればいい。どんな話をしても不正解はない。15分間をおもいっきり楽しんで」と声をかけてくれた。そのおかげで、思う存分ブランドを表現することができた。

キャサリン:15分間と言っても、私たちのような若いブランドがファッション業界で最も影響力のあるバイヤーやプレス関係者に直接話す機会はない。審査員の中には、ティム・ブランクス(ビジネス・オブ・ファッション」総合監修者)やアンドレ・レオン・タリー(米「ヴォーグ」前総合監修者)もいた。緊張はしたが、自分たちのコレクションにも自信があったので、チャンスと捉えて挑むことができた。

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