米国大統領選挙の民主党候補、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)の香港でのショッピングプランがウィキリークス(WIKILEAKS)により漏洩された。ヒラリーが国務長官を務めていた2011年に香港に訪れた際のもので、当時大統領執務室で働いていたナンシー・ハーンリッヒ・ボウエン(Nancy Hernreich Bowen)=クリントン グローバル イニシアチブ アジア(CLINTON GLOBAL INITIATIVE)マネジング・ディレクターが作成した。
プランの中にはボウエンがオススメしたショップがいくつも記載されている。欧米のファッショナブルなデザインと中国の伝統芸術を融合したアパレルブランド「上海灘」は「香港に行くなら必見。中国の伝統的なスタイルをアップデートした素晴らしいブランド」と説明。他にも香港有数の豪家が運営するジュエラーの「周大福珠宝」やマンダリンオリエンタルホテルに出店しているジュエラーの「金星珠寶有」、地元ジュエラーのカイ・イン・ロー(Kai-Yin Lo)やサンドラ・ドリオル(Sandra D'Auriol)もリストに載っている。カスタムバッグやシューズを製作する「LIII LIII」は「『エルメス(HERMES)』の“バーキン”バッグのようなバッグを作っている。ロゴはないから合法よ。激安ではないが、本物の“バーキン”に比べたらお得」とコメント。
実際ヒラリーがこれらの店舗を訪れたかは明らかになっていない。しかし、「LIII LIII」のオーナーに話を聞くと、「今大統領選に出馬しているヒラリー?来店していないと思う。もし来ていたら、覚えているだろうし、まさか1人ではこないだろう?」と話した。