中村三加子が手掛けるゴムパンツブランド「ナンバーエム」は2017年春夏、メンズをスタートする。10月13日にインスタレーションを東京・神宮前のフォーラムギャラリーで行い、ウィメンズ約70型とメンズ約30型を発表。今季のテーマは「ホワイトキャンバス」。白を基調に、花や恐竜のモチーフ使いや、ピンクのグラデーションが特徴。また、サロペット型の新作も提案した。中心価格はウィメンズが2万2000~2万4000円、メンズが2万6000~2万8000円。
メンズはウィメンズ同様、デザイナーが自由に表現する"プレゼント"、世界中を飛び回る人たちに向けた"ジェットセッター"、スポーティーで機能性にこだわった"アクティブ"の 3つのラインで構成。10月20日に、ユナイテッドアローズ六本木店で先行発売する。立ち上げのきっかけは、ウィメンズのデビューコレクションで男性バイヤーから要望があったことや、伊勢丹新宿店での期間限定店で多くの男性客が買い上げたことだという。
中村デザイナーは「 “メンズの服だから、こうあるべき”など規定概念にとらわれず、ウィメンズのデザインから発想したメンズパンツとしてデザインを楽しんでもらいたい。コーディネート提案ではなく、単品アイテムとしてお客さまの想像力を掻き立てるようなパンツブランドとして成長させていきたい」と話す。なお、中村デザイナーがメンズウエアをデザインするのは今回が初めてのこと。
「ナンバーエム」は、東京のウィメンズブランド「ミカコ ナカムラ(MIKAKO NAKAMURA)」のデイリーブランド「エムフィル(M・FIL)」の定番アイテムであるゴムパンツから派生したブランド。ウエストゴムは、石川県の織物工場と共同開発し、全ての商品がメード・イン・ジャパンだ。
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