レナウンの2016年3~8月期は、純損失が29億円の赤字(前年同期は15億円の赤字)だった。主力の百貨店向けブランドが足を引っ張り、売上高が前年同期比6.3%減の292億円に沈んだことで、本業の儲けを示す営業損益も25億円の赤字(前年同期は16億円の赤字)と損失幅が悪化した。春夏物のセールの値引き率が想定以上となり、収益を圧迫した。
通期(17年2月期)は、売上高685億円(前期比3.8%減)、営業利益7億円(同19.3%増)、純利益7億円(同25.4%増)を見込む。引き続き消費環境は厳しいとみるが、粗利益率の改善に取り組むことで増益を目指す。