日本ロレアルは10月16日、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと連携し、シングルマザー家庭の経済的安定とシングルマザーのキャリアの発展を支援するプログラム「未来への扉」を開始した。
井村牧・日本ロレアル副社長は、美しさを追求する女性に欠かせない化粧品を展開する企業として、「ロレアルグループは、創業以来女性の活躍を積極的に推進している。2013年より継続している宮城県石巻市の震災で家族を失うなどの女性の自立をサポートする女性起業家支援プログラムでは、修了生の多くが起業している。そこで得た知見と経験を踏まえ、同プログラムを通じてシングルマザーが活躍する場が広がることを期待する」と述べた。
シングルマザー支援を35年以上続けているNPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの赤石千衣子理事は、「1人で家計を支えるシングルマザー家庭の平均就労年収は181万円と低く、厳しい状況に置かれており、より多くのシングルマザーが仕事と子育てを両立できるようにサポートする」。そこで、「未来への扉」は中長期的にシングルマザーのキャリアを発展させることを目指し、人材サービスを展開する、アデコとアイ・ディ・アクセスと協力しスキルアップの場と就労の機会を提供。受講料は無料で、キャリアカウンセリングを行いながら、就職までを一貫サポートする。
同日、受講生31名のシングルマザーを第一期の受講生とし、開校式を開催。さらに、自身もシングルマザーであるタレントのRIKACOを迎え、「自分らしく人生を歩むために」をテーマにトークショーを開催した。RIKACOは、「今回応募した方は、すごくポジティブだと思う。次の人生に新しい一歩を踏み出せる機会。新しい自分にステップアップしてつなげてほしい。そして自信を持って、女性としても輝いていてほしい」とエールを送った。