ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバーの10回目アニュアル・ゴールデン・ハート・ アワード・ディナーが10月17日、ニューヨーク、スプリング・スタジオで行われた。カクテル、ディナー 授賞式が行われたこのイベントで、200万ドル(約2億7000万円)の寄付が寄せられた。
ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバーは、重症疾患をもつ人々に生きるための食事や栄養カウンセリングを提供するニューヨーク都市圏の団体で、ゴールデン・ハート・アワードは、ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバーの理念に貢献している個人・企業・ 財団を称賛して贈られる。授賞式で集まった寄付金は、ニューヨーク都市圏で飢えと人生を左右するような重症疾患という二重の危機に苦しむ人をなくすために役立てられる。マイケル・コースは20年以上にわたり、ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバーに深い敬意を抱き、時間と支援を提供してきた。今年は、モデルで起業家のカーリー・クロスにマイケル・コース アワー社会奉仕賞を授与した。
マイケル・コースは、国連世界食糧計画(WFP)と連携し、飢餓のない世界の実現を目指すため、ウォッチ・ハンガー・ストップ キャンペーンなど数多くの慈善団体で活動を行っている。2013年に始動したウォッチ・ハンガー・ストップ キャンペーンでは、これまでに飢餓に苦しむ人々に1000万食以上の食糧提供を実現した。
ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバーは、HIV/エイズ患者を支援する団体として発足し、現在では200種類以上におよぶ疾患を持つ人々に食事を届けている。平日は一日5500食を作り、重症で早急な治療を必要とする人々に個別の栄養価の高い食事を宅配している。食事療法士が、個々の患者に合わせて献立しているという。また、患者の子どもたちや患者を介護している高齢者にも食事を提供し、家族をサポートしている。提供されるサービスは全て無料で、これまで、ゴッズ・ラブ・ウィー・デリバーは一度もウェイティングリストを作ったことがないという。