スマホ用動画サイトの「C CHANNEL(シーチャンネル)」は、この冬から動画コマースに本格的に参入する。LINEを立ち上げた森川亮・社長率いる「シーチャンネル」は、若い女性をターゲットにした、月間2億5000万回の再生回数を持つ、スマホ用動画サイトの有力プラットフォーム。森川社長は、「テスト的に動画コマースをしたら、想定以上に売れ行きが良かった。12月から本格的に動画コマースをスタートし、メディアのプラットフォームが軸になることは変わりないが、将来は収益の3割にまで引き上げたい」という。メディアやテレビ通販、専業サイトなどの参入が相次ぎ、eコマースに続く、第4のチャネルとして、動画コマースが活発になってきた。
「シーチャンネル」はこの秋から、桐谷美玲を起用したテレビCMの開始に加え、これまで読者モデルや一般人が中心だったインフルエンサーに芸能事務所所属のタレントを起用し、TBSで深夜番組をスタートするなど、マスプロモーションを開始していた。コンテンツは、スマホで閲覧する、縦長画面でわずか1分間の動画で、内容はファッションやビューティのハウツーが中心。短い動画が若い女性に浸透する中で、ECと組み合わせることで、事業の成長を加速する考え。