ファッション

日本のモノ作りが集う「Jクオリティー」表彰式開催

 日本ファッション産業協議会は10月19日、日本のモノ作りに対する認証事業「Jクオリティー」の中でも優れた11点に対する表彰式を行った。2016年の認証商品553品番の中から“織り・編み”“染色整理加工”“縫製”の3つの基準で上位11品番を選出した。グランプリを受賞したのは三陽商会の“100年コート”だ。13年に同社が設立70周年を迎えるにあたり、「TIMELESS WORK.ほんとうにいいものをつくろう」を掲げて企画したもの。杉浦昌彦・三陽商会社長は「われわれはコートを専業にしてきたため、世代を超えられるコートを作ろうと考えたのは自然なことだった。織りや染色、縫製工場との協業がなくては実現できなかった商品。グランプリをいただき大変栄誉だ」とコメントした。その他特別賞にはオンワード樫山「五大陸」の紳士コート、高島屋の紳士ジャケット、TSIホールディングス「ナチュラルビューティ」の婦人コート・スカートなどが選ばれた。三宅正彦・日本ファッション産業協議会会長は、「事業スタートから1年半が経過したが、認証品番も順調に増えている。今回の表彰式をきっかけに、さらなる新商品開発にも乗り出してほしい」と話した。

 同事業は経済産業省の指導の下15年2月にスタート。織り・編み、染色整理加工、縫製、企画・販売を日本国内で行う商品が対象で、現在700社・850品番以上が認証を受けている。

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