ロンドンのセレクトショップ「プリミティブ ロンドン」の共同オーナーであり、2010年に他界したデザイナー、クリストファー・ネメスの娘ルイ・ネメスが10月22日〜11月6日、自身初となる個展「Oil On Paper(オイル オン ペーパー)」を麻布十番のカル(Cale)で開催する。同展のテーマである「Imagery borrowed from music and sound.(音楽や音を取り入れた比喩的描写)」のように、音や音楽をファインアートで表現した作品を発表する。繰り返し描かれる抽象的な形が文章や楽譜のように並ぶ作品は、ひとつの曲を基に描かれたものなど。部屋の中や外、体の中の音といったさまざまな音がインスピレーション源になっている。
ルイ・ネメスは1987年東京生まれ。セント・マーチン美術大学でファインアートを専攻。2010年に同校を卒業後、東ロンドンのショップ兼ギャラリースペース「プリミティブ ロンドン」をアンドリュー・グリーンとともに設立。さまざまなアーティストやデザイナーとのコラボレーションを実施。展覧会やポップアップショップなどを世界各国で行ってきた。14年、東京に拠点を移し、父クリストファー・ネメスのファッションレーベルを受け継いだ。
■「Oil On Paper(オイル オン ペーパー)」
会場:カル(Cale)(東京都港区東麻布3-4-6 1階)
会期:10月22日〜11月6日
時間:11:00〜20:00
休催日:会期中月曜定休