スターバックス コーヒー ジャパンは、2018年12月に焙煎工場を併設した国内初の新業態「スターバックス リザーブ ロースタリー」を東京・中目黒にオープンする。敷地面積は約1200平方メートルにわたり、設計は隈研吾が手掛ける。同業態は14年にシアトルに出店し、17年に上海、18年にニューヨークへの出店を計画する。東京・中目黒が世界4店舗目。
同店は焙煎工場を併設して、世界中から調達したコーヒーをひきたてで楽しめるのが特徴。生豆が運ばれてくるのを見るだけではなく、ロースターとの会話や手作り飲料を楽しむことができる他、イタリア料理家のロッコ・プリンチが監修したフードやパンも取り扱う。
「1996年、北米以外の初のマーケットとして出店した日本は、スターバックスにとって重要なマーケット。ロースタリーは、ユニークで斬新なコーヒーの世界に心ゆくまで浸かることのできる店舗体験をお客様に提供できる」とハワード・シュルツ=スターバックス会長兼最高経営責任者(CEO)。
「スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店」以来、同社と2回目の協業を行う隈研吾は「ユニークな店舗空間を体験できる東京のロースタリーの設計をリードできることを光栄に思う。これまで培ってきたスターバックスとの関係をさらに強固なものとし、東京の中で誰もが一番行きたいと思っていただけるような、象徴的な場所を創り上げることができるのを楽しみにしている」と期待を膨らませた。