「東京ファッションアワード」の第3回受賞者が10月21日、渋谷ヒカリエで発表された。今年は「ダブレット(DOUBLET)」「チカキサダ(CHIKA KISADA)」「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」「ロギーケイ(ROGGYKEI)」「ターク(TAAKK)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」が選出された。6ブランドは、2017-18年秋冬からの2シーズン続けてパリ・メンズ期間中に現地で展示会を開催する他、来シーズンの東京ファッション・ウイークの最終日にファッションショーを披露する予定だ。
審査員を務めた伊勢丹の寺澤昌吾リ・スタイル プラスバイヤーは「今回はウィメンズブランドの受賞者が増えた。パリではメンズ・コレクション期間中の発表になるが、4割りほどはウィメンズのバイヤーも現地に来ていると聞く。受賞者には今後海外で活躍を期待し、私たちもバックアップしていきたい」とコメント。
また、小木 "Poggy" 基史ユナイテッドアローズバイヤー兼ユナイテッドアローズ&サンズディレクターは「(各国で展示会に行くと)ヨーロッパはブランドは歴史の話、アメリカでは“セレブの着用”の話、日本では“素材のこだわり”と、それぞれの強みを聞く。細かい素材のディテールは日本ブランドの強みになっているので、今後はプレゼンテーションの工夫をして、ブランドの魅力をアピールして欲しい」と受賞者にエールを送った。
同アワードは2015年、東京都および繊維ファッション産業協議会がファッション・ウィーク推進機構と共催で創設。審査員を百貨店やセレクトショップの現役バイヤーが務めていることが特徴だ。
今回の審査員は以下の8人
高橋裕二・伊勢丹メンズ館インターナショナルクリエイターズバイヤー/寺澤昌吾・三越伊勢丹リ・スタイル プラスバイヤー/宮本智美・阪急阪神百貨店紳士インターナショナルデザイナーズ商品部バイヤー/芝崎慶子・阪急阪神百貨店バイヤー/根岸由香里ロンハーマン事業部長/小木 "Poggy" 基史ユナイテッドアローズ・ユナイテッドアローズ&サンズディレクター/ニック・ウースター=クリエイティブ・ディレクター/サラ・アンドルマン=コレットクリエイティブ・ディレクター