ファッションEC最大手「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイは、プロ野球の千葉ロッテマリーンズが本拠地にする千葉マリンスタジアムの命名権(ネーミングライツ)取得に名乗りをあげた。前澤友作・社長が自身のツイッターで明らかにした。球場のある千葉・幕張に本社を置く同社は2010年にも命名権に応募したが、このときは同じく幕張に本社があるテレビ通販大手のQVCジャパンに敗れ、球場名は「QVCマリンフィールド」になった。
QVCは11年から20年までの10年間の命名権を取得し、年間2億7500万円を千葉市と球団に払う契約を結んでいた。だが、QVCは今年6月に契約途中での解除を申し入れ、9月には千葉市と球団に3億3000万円の違約金を払うことで合意。千葉市は新しいスポンサーを募集していた。
募集は20日で締め切られており、千葉市によると4社から応募があったという。契約期間は5年以上、ネーミングライツ料は年間2億5000万円以上を条件にしている。10年の募集の際は、「3年以上、2億円以上」だったが、セ・リーグ、パ・リーグともに観客動員数が過去最高を記録するなど、プロ野球の広告価値が年々上がっていることから条件設定が変えられた。新しい命名権者は11月上旬に決まる。