ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)はセカンドラインの「ソニア バイ ソニア リキエル(SONIA BY SONIA RYKIEL)」を終了し、全330人のスタッフ中、79人をリストラする。今後はメーンラインの「ソニア リキエル」に注力する。また、競争が激しくなるマーケットに対応すべく、よりアクセシブルな価格帯のアイテムも販売する予定だ。
リストラの対象になるのはデザインスタジオ、バックオフィス、流通に関わるスタッフだ。「ソニア バイ ソニア リキエル」は路面店を4店舗、百貨店のインショップを4店舗を構えるが、今後ほとんどを閉めていく。
エリック・ランゴン(Eric Langon)最高経営責任者はロシアの経済危機、アジアでの消費低迷、パリのテロなどの影響が大きいと話す。「2015年は前年比3%増の売上高を確保したが、メゾンの成長や今後の活動には不十分だ。19年までには黒字転換を目指したい。メゾンは今、立ち止まって考え、生まれ変わる転換期にいる」とコメント。
創業デザイナーのソニア・リキエル(Sonia Rykiel)は8月25日に死去したばかり。パリで行われた2017年春夏コレクションでは、ジュリー・ドゥ・リブラン(Julie de Libran)現クリエイティブ・ディレクターが彼女にオマージュを捧げた。
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