フランスのセフォラ(SEPHORA)は、店舗で取り扱っていない新ブランドのECでの限定販売を始めた。
すでにEC上で販売しているのは指輪型のホルダーにマイキュア入りの瓶を収めるグッズなどを販売する「ツイクシー(TWEEXY)」や洗い流せるヘアカラースプレーの「バイバイ・ラシーヌ(BYE BYE RACINES)」、ナチュラルビューティにフォーカスする「ヌードスティックス(NUDESTIX)」など。スキンケアブランド「ファイスD(FACED)」の製品は、2週間で完売するほど人気だったという。
ステファン・デルヴァ(Stephane Delva)=マーケティング・ディレクターは「今の時代、消費者はスマホなどを通じて、フランス国外の流行りの情報をすぐに入手している。彼女たちのニーズに応えるべく、店舗で取り扱っていない新しいブランドやユニークなブランドを販売している。また、eコマースの強化にもつながる」とコメント。
仏セフォラの売上高は年々上昇。ECでの新ブランドの販売は新規導入ブランドへの消費者のレスポンスを分析することができる他、SNS上でのプロモーションにもつながる。「ECで人気が出たら、店舗での販売も可能だ」とデルヴァ。
訳・北坂映梨