ビューティ

ビューティ業界の次なるトレンド:男性用メイクは流行るのか?

 メンズ用のスキンケアが人気を集める中、メイクをする若い男性が増えている。2000年以降に生まれたジェネレーションZは、SNSの活用でどこでも誰ともつながることが当たり前なうえ、ジェンダーの捉え方もかつてより性差を気にしないようになっている。これを受け、多くのブランドがジェンダー・ニュートラルなアプローチを取り始めている。

 あるレポートによると、ジェネレーションZの56%が、自身をジェンダー・ニュートラルと捉える人が知り合いにいるという。また、半数以下の44%が自身のジェンダーに限定して服を買い、70%がジェンダー・ニュートラルなトイレの導入に賛成している。俳優、ウィル・スミス(Will Smith)の息子でジェネレーションZに人気のジェイデン・スミス(Jaden Smith)はマニキュアやスカートを身につけ、彼らにとってのアイコンになっている。アナリストは彼のファッションについて「彼のセクシャリティーとは関係ない。純粋な自己表現なのだ。今の若い世代はルールにとらわれず自由に自己表現することを好む」とコメント。ケンダル(Kendall)とカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の父親のブルース・ジェンナー(Bruce Jenner)も昨年性転換手術を受け、ケイトリン・ジェンナー(Kaitlyn Jenner)に生まれ変わったことが大きな話題を呼んだ。日本ではりゅうちぇるやユースケデビルがメイクをする男子として知られている他、K-POPアイドルの多くもメイクやカラーコンタクトレンズを着用している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。