資生堂は企業文化誌「花椿」を季刊誌として復刊する。まずは11月1日、新装刊パイロット版(0号)を資生堂銀座ビルや資生堂ギャラリー、資生堂パーラー、SHISEIDO THE GINZA、資生堂企業資料館などの関連施設で無料配布する。今後は4、7、10、1月の各10日に発行し、若年層をターゲットに書店での取り扱いを増やす予定という。
「花椿」は1937年に創刊した企業文化誌だ。前身となる「資生堂月報」(24年創刊)を合わせると90年以上にわたって刊行を続けてきたが、全面リニューアルのために2015年12月号をもって発行を終了していた。今年6月に先行してウェブをリニューアルオープンし、資生堂はの中長期戦略「VISION 2020」のもと、若年層へのアプローチを重視したコンテンツを提供してきた。
新装刊号は「タッチ」をテーマに、普段あまり意識していない「触覚」に着目。ふれあいをテーマにしたペトラ・コリンズのフォト・ストーリーや「触覚」に関するサイエンスコラム、歌手Charaと松田龍平の対談、写真家・大森克己による東出昌大のシューティングなどに加えて、ウェブと連動した連載などを掲載するという。