資生堂は、坂井透・代表取締役執行役員常務が12月31日付で代表取締役および執行役員を退くことを発表した。坂井・現執行役員常務は、来年3月下旬の株主総会までは取締役を務め、その後、同職も退任予定だ。
これに伴い、坂井・現執行役員常務が社長を務める資生堂ジャパンは2017年1月1日付で、後任として杉山繁和・取締役執行役員常務を社長に昇格する人事を発表した。資生堂の魚谷雅彦・社長兼最高経営責任者は同日付で、資生堂ジャパンの代表取締役会長も兼務する。
資生堂ジャパンは昨年、資生堂販売を改称した組織で日本国内における化粧品販売を手掛けている。資生堂ジャパンの杉山・新社長は2009年に資生堂に入社。企業文化・宣伝制作、国内化粧品事業のマーケティングなどを担当し、16年1月、資生堂ジャパンのコスメティクスブランド事業本部長に就任した。