2年2カ月ぶりに来日したレディー・ガガ(LADY GAGA)が2日、都内某所で記者会見を行った。10月にリリースした2年ぶり5作目のアルバム「Joanne」のプロモーションの一環で、9度目の日本上陸となる。会場に現れたガガはアルバムジャケット同様、ペールピンクのフェルトハットを主役にしたスタイル。同系色のジャケットに「インファナニマス(INFANONYMOUS)」のシルバーのフリンジドレスとハイヒールを合わせてエレガントに装った。ピンクを最近のマイブームと話すガガは、その理由を「カリフォルニアの自宅で気分が沈んでいる時、家にあった唯一のピンクのハットを被ったら気分が高揚して救われた。今の私にとってピンクは生きていることを祝うシンボルであり、女性であることを喜べる色」と説明。「今回被っているピンクのハットは女性の強さを表現している」と続けた。30歳を迎えた現在のファッション感については、「歌に楽器にミュージシャンとして打ち込めている時期なので、動きやすく着心地の良い服を身につけたい。ピンクに救われたように気分の高ぶる明るい色味をレトロフューチャーに着こなしたい。私が生きるニューヨークやマリブのストリートスタイルを皆さんに紹介しようと思って来日衣装を選んだ」と語る。
会見終盤には、レコード会社スタッフから「ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)」の羽織がガガにプレゼントされた。「ジョアン」をイメージして織られた淡いピンクの着物にガガは歓喜の涙を見せ、その場で羽織って和洋折衷のピンクスタイルを完成させた。
来日時の空港ファッションでも注目を集めるガガは、今回の到着時にはぺールピンクのフェルトハットをトレードマークに、あらわにした背中をスパンコールのサスペンダーで飾った黒のパンタロンドレス姿で登場した。スタイリストに2016年のLVMH ヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMHプライズ)ファイナリストにも名を連ねたブランドン・マックスウェル(Brandon Maxwell)を昨今擁することや、30歳を迎えた現在の心境からか、従来の奇抜さよりもエレガンスや女性らしさの際立つ装いを増やしている。