ファッション

伊藤忠・繊維は市況低迷を受け、25.9%減の純利益120億円 16年4〜9月期

 伊藤忠商事・繊維カンパニー連結(国際会計基準)は、2016年4〜9月期の純利益が前年同期比25.9%減の120億円になった。減益の主な要因は、前期で計上した中国関連会社の一過性利益の反動減。前年から約2.2倍増を計画する通期の純利益330億円(前期は同145億円)は、上期での進捗率が36%にとどまったものの、小関秀一・伊藤忠商事繊維カンパニープレジデントは「進捗率は計画通り。基礎収益として純利益300億円を出せるところまでは来ている」として据え置いた。

 売上高にあたる収益は同10.5%減の2550億円、売上総利益は同3.9%減の674億円だった。国内の衣料市況が低迷する中で、婦人服のジャヴァホールディングスなど事業子会社が苦戦した。だが「前期に減損を実施した上、今期は経費の抑制などで、立て直しの目途は立ちつつある」という。主要子会社では紳士服のジョイックスコーポレーションと中国子会社の伊藤忠繊維貿易(中国)が減益。服飾資材卸大手の三景、エドウイン、コンバースフットウェアなどが増益だった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。