ニューバランス ジャパンは11月5日、東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオ跡地(東京都渋谷区神宮前4-32-16)に日本初のグローバル旗艦店を開く。地上4層構成で売り場面積は約1400平方メートルと、グローバル旗艦店の中では最大規模となる。商品構成はシューズ5割、アパレル4割で、アクセサリーなどもそろう。取り扱うシューズの半分以上が日本では原宿店のみで購入可能な限定品となる。
オープンに先がけて、11月4日に店内のお披露目を行った。1階はブランドのコアとなるランニングのフロア。3Dスキャンを使用して足のサイズを計測したり、陸上トラック風のレーンを走って足運びの特徴を分析し、適したシューズを提案するサービスも提供する。
2階はウイメンズとキッズ、3階はメンズフロアで、2017年春から本格展開するゴルフウエアも先行販売する。
4階にはバリスタの澤田洋史とシェフの松嶋啓介がプロデュースするカフェ「ナッシングベター(NOTHING BETTER)」を併設する。ミルクを8種類から選ぶことができるカフェラテや、仏・ニース料理がベースのベーグルサンド、ひよこ豆粉を使用したスティック状のパニスなどを600~800円で提供。多目的スペースとしてイベントなども行う予定で、シャワールームを設置する。
オープン当日にはアメリカのアートパフォーマンス集団「バンダループ(BANDALOOP)」がダンスパフォーマンスを披露する他、音楽家の坂本龍一がデザインしたモノトーンカラーの“M990V3”(3万2000円)を110足限定で販売する。
ニューバランス ジャパンの冨田智夫・社長は「原宿店は約2年前から準備してきた。われわれ現在、テニス、野球、サッカー、ゴルフなど新しいスポーツのカテゴリーを投入し、スポーツブランドとしての領域を広げようとしている。フットウエアだけではなくアパレルにも注力しており、ブランドをもうひとつ上のステージに伸ばしていく変革期だと考えている。原宿店は『ニューバランス』の新たなステージを表現できる店舗だ」と語る。17年には新たな直営店の他、ウィメンズ、ランニング、ライフスタイルなどの専門店の出店も予定しているという。