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リシュモン上半期は純利益51%減 CEO職を撤廃

 フィナンシエール リシュモン(FINANCIERE RICHEMONT)の2016年3〜9月期決算は、売上高が前年同期比12.6%減の50億9000万ユーロ(約5802億円)、純利益が同51%減の5億4000万ユーロ(約615億円)と大幅な減収減益だった。また、リシャール・ルプ(Richard Lepeu)最高経営責任者(CEO)が17年3月に、ゲアリー・サージュ(Gary Saage)最高財務責任者(CFO)が7月に退任する。報道によると、同社はCEO職を撤廃する意向。サージュCFOの後任はブルクハルト・グランド(Burkhart Grund)CFO代理が就く。ヨハン・ルパート(Johann Rupert)は会長を継続する。

 世界的な需要減で商品の買い戻しが増加した。特にウオッチ事業が苦戦し、時計を買い戻して宝石を取り外し、金属に再加工した。その結果、2億4900万ユーロ(約283億円)のコストが発生した。直営店やECの売り上げは底堅く、国別ではポンド安の恩恵を受けるイギリスの他、中国と韓国が売り上げを落とさなかった。

訳・北坂映梨

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