マルイグループが手掛ける「丸井静岡店」は11月19日、全館をリニューアルして旧A館が「静岡マルイ」、旧B館が「静岡モディ」として生まれ変わる。
1969年にオープンした丸井静岡店は、市内有数の繁華街、けやき通りに位置する。「マルイ」と「モディ」という2つのストアブランドによって、多様化するニーズに応え、静岡エリアの魅力向上を図る。11月19日に第1期オープンを迎え、その後上層階を中心に新店を順次出店。両店とも2017年に全リニューアルを完了する。
「静岡マルイ」は、メンズ・ウィメンズを明確に分けていた従来のフロア構成を一新し、男女問わずに各フロアで楽しめる構成にした。全53店舗中、パリに本店を構える「ニナス パリ」などマルイ初出店が11店、「リンツ ショコラ カフェ」など県内初出店が10店、「まつげ屋」など地元発信の店舗が6店。店舗面積は7920平方メートル。
「静岡モディ」には、1階に路面店感覚で気軽に立ち寄ることができる、雑貨や食などのテナントを集積。中〜高層階は日常使いに便利な雑貨や、手芸や着物などの趣味を楽しむ雑貨店をそろえる。全21店舗中、着物店「和ごころりんず」などマルイ初出店が12店、自転車ブランド「ルイガノ」など県内初出店が11店、「家具インテリア DENZO」など地元発信の店舗が5店。店舗面積は5540平方メートル。
今回のオープンに際しては、地域住民も参加した企画会議をもとに店づくりを行った。「けやき通りは特別な場所。楽しく立ち寄れる場所にしてほしい」「地元のよいものを取り入れてほしい」などといった声に基づいて、性別や年代など特定のターゲットを設けず、地元発信のテナントも多く出店する。