リシュモングループの時計ブランドがこぞって参加するスイス・ジュネーブの国際高級時計展(S.I.H.H.)は、2017年1月16~20日に開催する次回展示会で初めて一般消費者の来場も受け付ける。次回は最終日の20日。70スイスフラン(約7490円)の前売りチケットを購入した消費者は、これまで関係者だけが入場可能だった会場に入り、各ブランドの最新時計を間近で見ることができる。同じスイス・バーゼルで開かれるもう一つの国際時計展バーゼル・ワールドは、すでに一般消費者の来場を受け付けるオープンデーを設けている。
これに伴い、前回24だった参加ブランドを30に増やす。今回はケリング傘下の「ジラール・ペルゴ」と「ユリス ナルダン」のほか、「ロマン・ジェローム」などが出展する。
S.I.H.H.は来場者の減少傾向に伴い、今年は独立時計師を多数招くなどの対策を講じてきた。時計業界は現在、世界的な景況感の悪化や、中国市場での不振などに苦しんでいる。