11月10日号のWWDビューティは、「パッケージデザイン」特集です。製品の“顔”であるパッケージデザインは、独自の手法や審美眼をもち、モノが飽和した現代に痕跡を残すことが重要となっています。そこで、ロングセラーを抱える資生堂やポーラのパッケージデザインをはじめ、話題を集めている「クリスチャン ルブタン」など、時代の空気や女性たちの気持ちをつかむ、各ブランドが提案するパッケージデザインに迫ります。
長きにわたり人気を維持し続けるために必要なパッケージデザインには、“変わる良さ”と“変わらない良さ”と相反する要素があります。ユーザーの記憶に残るような変わらないデザインがロングセラーを支える場合や、デザインをリニューアルして売り上げを伸ばす場合など、一方的に作り手の主張を押しつけるのではなく、マーケティングに基づいて変えるポイントと変えないポイントを使い分けるデザインを提示させることが重要です。
化粧品は毎日使うものだからこそ利便性は求められています。しかし、「きれい」や「かわいい」という気分を高揚させるパッケージデザインはいつの時代も変わらず求められています。洗練されたデザインとは対照的に独自のポジションを確立している小林製薬のパッケージデザインを探ります。
ニュース面では、コーセーの2016年4~9月期連結決算について取り上げます。グローバルブランドの育成が実を結び、世界で企業の存在感が強まっているコーセーは、過去最高の売上高を更新しました。また、資生堂とJPHDが設立した、事務所内保育所を受託運営する合弁会社や、創設10周年を迎えた「MiMC」のアニバーサリーを記念した施策や新製品などもご紹介します。
連載「海外Beauty通信」は、上海の最新ビューティ事情をリポート。上海で盛り上がるキッズの美容市場について分析します。また、「ヒットランキング」では、西武池袋本店で人気のネイルと、@cosmeで人気のフェイスクリームをご紹介します。最終面のビューティパトロールでは、「ライザップ」が発売する「低糖質10選アソートセット」の体験レポートをお届けします。