ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は、メンズのデビューコレクションを披露した。1960〜70年代のムードを取り入れ、ボックスシルエットのジャケットや細身のカーゴパンツ、フリンジ付きのストライプニット、ツバメ柄のシャツなどをラインアップした。同コレクションの約半分は、オーガニックコットンや再生ナイロンといったサステイナブルマテリアルを使用している。会場ではウィメンズの17年プレ・スプリング・コレクションも同時発表し、ブランドにとって初の“シー・ナウ・バイ・ナウ(すぐ買える)”コレクションになった。
ステラは「私はずっと女性のために服をデザインしてきた。社員の約8割が女性というわれわれが手掛けるデザインはとてもエフォートレスでモダンで、共感してもらえるもの。メンズにおいても同じようなブランドを目指す」とコメント。コレクションはさまざまな男性や女性に向けてデザインしたと説明する。「ストリートやスポーツ、ユースの他、私のデザインのルーツにあるサヴィル・ロウで培ったテーラリングの要素も入れた」。
メンズウエアは全世界の42の「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」ブティックのうち、約15店舗で販売する。セルフリッジ(SELFRIDGES)やサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)、日本ではリステアなどが取り扱う。価格はTシャツが220ポンド(約2万8300円)、パンツが1250ポンド(約16万1200円)、スーツが1553ポンド(約20万円)など。ウエアの他、ジュエリーやハンドバッグ、シューズなどのアクセサリーもそろえる。
By MILES SOCHA, SAMANTHA CONTI