日本服飾文化振興財団は12月10〜25日、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージアイテムを現代的にスタイリングして映像に収めた「オールドコレクション展示会〜私のイヴ・サンローラン〜」を東京・銀座のポーラミュージアムアネックスで開催する。同財団は、1970年代初頭から80年代初頭にかけて作られた、スモーキングスーツやサファリルックなど約180着の「イヴ・サンローラン」のビンテージを所有。イベントのために今市場で売られているアイテムとミックススタリングし、映像に収めた「バーチャルファッションショー」を開催する。ショーの総合演出は、ファッションイベントの企画制作会社DRUMCANとスタイリストの亘つぐみが行う。開催にあわせ、ショーのスタイリングの中から厳選した12体も展示する。「イヴ・サンローラン」のビンテージアイテムは普段、財団が運営する東京・赤坂の服飾資料館で一般公開している。
日本服飾文化振興財団は、14年に服飾に関する知識の普及と服飾文化の伝承を目的に重松理ユナイテッドアローズ名誉会長が設立した。服飾資料館の運営や講演会・セミナー、若手デザイナーの助成活動などを行う。