三越伊勢丹ホールディングスの子会社である三越伊勢丹フードサービスは11月15日、アトレ品川の3階に新業態のライフスタイルストア「フード&タイム 伊勢丹(FOOD&TIME ISETAN)」をオープンした。同所でこれまで展開していたスーパーマーケット「クイーンズ伊勢丹」に加え、国内6店舗目となる「ブルーボトルコーヒー」やクラフトビールも提供するフードコート、コスメや雑貨なども取り扱い、食から広がる「発信型ライフスタイルストア」を目指す。
「フード&タイム イセタン」は、「食から広がる新しいライフスタイルストア」をコンセプトにリニューアル。プロデューサーに柴田陽子、デザイナー谷尻誠と吉田愛が率いるデザインオフィスが起用された。フロアは、「嗜(たしな)む」「作る」「食べる」「過ごす」の4つのエリアで構成されている。「嗜む」「作る」のクイーンズ伊勢丹では、9月に誕生した三越伊勢丹グループの新食品ブランド「ミツコシイセタン ザ フード(ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD)」の商品が並ぶ他、新設されたワインバーでワンコインからグラスワインが楽しめる。「食べる」では、商業施設初出店のクラフトビアバー「アンテナアメリカ」や、サラダ専門店「ファーマーズ グリーン」など新業態3店舗を含む全7店舗のフードコート&デリを展開。「過ごす」では、「大人が自由に、個々の時間を楽しむ」ゾーンとして「ブルーボトルコーヒー」や、ナチュラル・オーガニックのスキンケア、ヘアケア、アロマアイテム、普段使いやギフトにもできる雑貨、「食」「美」「暮」を中心にそろえた書籍を販売する。
15日に行われたオープニングセレモニーでは、大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長と井川沙紀ブルーボトルコーヒージャパン取締役、石司次男アトレ社長が登場。ラグビーのトライに見立てた演出で開店を盛り上げた。大西洋社長は「品川駅の上という立地、また、将来の街の発展力を考えたときに、この品川に伊勢丹というブランドを残しておきたいと思った。そして、ライフスタイルが多様化し、食文化も常に変化している。そんな中で食文化の先端を走る企業になっていきたい。『フード&タイム 伊勢丹』は、その記念の1号店となる」とあいさつした。