10月20日発売の「スタジオ・ボイス(STUDIO VOICE)Vol.409」(INFASパブリケーションズ)のテーマは「night stories」。巻頭の「VOICE FROM NEW YORK」ではニューヨークを拠点に、あらゆる分野で最も活動的に生きるアーティストたちが参加するタブロイド判のインデペンデントマガジン「LET’S PANIC」を取り上げる。また、7月に来日を果たしたレジェンドスケーター、ランス・マウンテンのアートイベント「ON MY WALL」でランス本人へのインタビューを敢行、黎明期から現在までのスケートシーンを語る。
“夜”をテーマにした、写真・アートのアーカイブではクリス・スティール=パーキンス、エド・ファン・デア・エルスケン、エドワード・ホッパーが登場。コラム企画Live by nightでは国内外のミュージシャン、アーティスト、フォトグラファーから映画評論家まで、さまざまなジャンルのクリエイターが夜にまつわる貴重なコラムやプレイリストを寄稿。
本特集の目玉でもある、フォトストーリーは、世界各国7名の写真家が夜をテーマにしたフォト・ルポタージュで協演。各都市のリアルな夜を切り取る。ファッションシューティングでは、夜の正装をテーマに漆黒のユースのポートレイトを写真家、田附勝が撮り下ろす。
新井薬師にあるギャラリー「スタジオ 35分」を主催する写真家の酒航太が自身のルーツや同ギャラリーのオープンに至るまでを語る。写真家、石川竜一の未発表作品も紹介。ヴィヴィアン・サッセン、トーマス・ルフやマレーネ・デュマス、ガレス・マッコーネル、ジェニー・ホルツァー達、アーティストの夜をイメージする作品も見どころだ。
また、ルポ企画ではコペンハーゲンのインディシーンで注目のバンド、コミュニオンズのフロントロウ、マーティンとメス兄弟を、写真家のラッセ・ディアマンとともに3週間におよぶ徹底取材を敢行。さらに、新たな波となりつつある、NY、クイーンズのブッシュウィック/リッジウッド周辺のハウス・テクノシーンの今を現地取材から紐解いてゆく。