4月20日発売の「スタジオ・ボイス(STUDIO VOICE)」(INFASパブリケーションズ)のテーマは「STUDIO VOICE IS FASHION」。巻頭の「Voice from Studio」では巨匠リチャード・アヴェドンを祖父に持つ、マイケル・アヴェドン、フランス発の写真雑誌「MASSES」、J.W.アンダーソンなどのヴィジュアルも手がけるNY在住のアーティスト、ケリー・ビーマン、アメリカのシンガーソングライター・ビジュアルアーティストであるデヴェンドラ・ヴァンハートの作品などを掲載する。
本特集の目玉でもある、現在、最も注目すべきデザイナー、デムナ・ヴァザリアとヴェトモンのデザインチームに所属するロッタ・ヴォルコヴァとの対談。また、不世出のデザイナー、マルタン・マルジェラについてを「Purple」の編集者エレン・フライスと1990年からマルジェラのコレクションを撮影しているマリナ・ファウストのインタビューから紐解くほか、音楽やアートなどさまざまな分野をクロスオーバーした作品を発表し続けるラフ・シモンズのアトリエで初めて経験を積んだ日本人が、裏側から見たラフ・シモンズについてを語る。
ファション特集の撮り下ろしは、ドーバー ストリート マーケット ギンザを舞台にしたファションストーリーのほか、ロンドン、ベルリン、モスクワ、東京の4都市で今のファッションを体現するユースのポートレート、クライアントや雑誌のテーマなどの枠を取っ払ったファッションシューテイングまで 今にこだわったクリエイションを見せる。ファッション写真の分野ではヨーガン・テラー、デヴィッド・シムズのインタビューを敢行。ファッションの未来についての考察とともに、求道的なアートと対極にあるコマーシャルについてを語る。その他、ラリー・クラーク、ウイリアム・エグルストン、マーク・コーエンの作品も紹介。
コラム「Self Service」ではカルチャーに関するコラムを下山(GEZAN)の ヴォーカリスト、マヒトゥーザピーポーやA.P.Cのデザイナー、ジャン・トゥイトゥらが書き下ろすほか、過去、現在のユースが集まる場所として、今知るべきショップを取り上げる。