ドナルド・トランプ(Donald Trump)が米国大統領に当選後、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の広報担当者が彼を支持するような発言をしたとして物議を醸した。多くのトランプ反対派は「ニューバランス」のスニーカーを燃やしたり、ゴミ箱に捨てる動画を投稿し、話題になっている。これに対し、「ニューバランス」はインスタグラムでコメントを発表した。
発端は、「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)」のサラ・ジャーマノ(Sara Germano)記者が取材時の広報担当者の発言をまとめたツイートだ。ツイートの中で、広報担当者が「オバマ政権はわれわれの取り組みに一切耳を傾けなかった。トランプ政権では、やっと正しい方向に一歩踏み出せるようになるかもしれない」とコメントしていたと語った。さらに、環太平洋戦略的連携経済協定(TPP)への反対意見を表明するつもりが、企業全体がトランプを支持していると捉えられ、SNS上で炎上した。
「ニューバランス」はインスタグラムで「ニューバランスは、どのような形であれ、偏見や憎しみを認めない。当社の社員が、貿易協定に関して質問された際の返事が、文脈を無視して解釈されてしまった。アメリカだけでなく、世界中のあらゆる人種や文化、性別、ジェンダーに属する社員を抱える企業として、すべての人間に敬意を表す」とコメントした。投稿して1日が経ち、すでに14万いいね!、600近くのコメントが付いている。