高島屋と貝印による合弁会社フードアンドパートナーズはこのほど、よりスタイリッシュな発酵食品を提案する発酵デリカッセン カフェテリア「コウジアンドコー(Kouji&Ko)」を新宿高島屋8階にオープンした。メニューはサラダからスイーツまで、すべての料理に発酵食品を使用する。価格帯は350〜1100円。
従来の発酵食品のイメージを刷新する新しいデザインや世界観を目指すべく、クリエイティブディレクター職を設け、ファッションデザイナーのタナカサトルを起用した。同氏は、ショッピングバッグやラベル、ショップの内装、ユニフォームなどを手掛ける。商品開発は、発酵学者の小泉武夫の下、東京・丸の内のイタリアンなどで経験を積んだ大島今日シェフが担当した。
フードアンドパートナーズは、2015年5月に設立。出資比率は高島屋66.3%、貝印33.7%。貝印の料理界でのネットワークやノウハウと、高島屋の流通や小売りの強みを生かして、「日本の食」を総合的に発信することを目指す。会社設立から新ブランド「コウジアンドコー」の立ち上げを準備し、今回1号店をオープンした。「コウジアンドコー」は、伝統的な発酵を文化と捉え、「ヌーベル ハッコー(Nouvelle Hakkou)」をコンセプトに“よりスタイリッシュに、豊かなおいしさ”を提案する。