外務省はホームページ上で、アメリカのサンクスギビングデー前後に行われるイベントなどでのテロについて注意喚起を図っている。11月24日は感謝祭の祝日で、前後には各地で多数のイベントやパレード、ショッピングモールなどでセール(ブラックフライデー)が行われ、不特定多数の人が集まることが予想され注意が必要だ。
近年のテロは、フロリダ州オーランド市でのナイトクラブの銃撃テロ事件(6月)やフランス・ニース市における革命記念日のイベントでのテロ事件(7月)など、不特定多数を狙ったものが多発している。またイスラム過激派も、祝祭やパレード、政治集会など不特定多数が集まるところでのテロ実行を呼びかけている。
このため外務省は、海外渡航前に家族や友人、職場などに日程や渡航先での連絡先を伝えることを推奨している他、3カ月以上の滞在者に対しては、緊急事態に備えて在留届を必ず提出するように呼びかけている。