ルミネは新宿・甲州街道の国道20号高架下エリアを開発し、複合施設「サナギ 新宿」や新宿観光案内所などを12月から順次オープンする。場所は今年3月にオープンした商業施設「ニュウマン(NEWoMan)」のすぐそば。「まちのにぎわい創出」「地域の活性化」を目的に、新宿観光振興協会と連携して情報発信拠点の創設を目指す。「一般国道20号高架下 文化観光情報発信拠点整備・活用事業」の事業者公募で、ルミネが選定され、事業を手掛けることが決まった。
「サナギ 新宿」(12月9日オープン、広さ約900平方メートル)は、カフェ&フードホールインキュベーション(次世代アーティスト・クリエーターのプラットフォーム)機能を備える。同施設内の「サナギ食堂」は、「アジア・日本の屋台村」をテーマに、4つのフードショップが立ち並ぶ約200席のカフェ&フードホール。点心&ヌードルバー「点心爛漫」や酒肴と野菜「緑黄色人種」などが出店する。「サナギインキュベーション(孵化場)」と題した、次世代クリエーター・DJアーティスト支援のプラットフォームも設置。音楽やアート、映像などのアート作品の展示やDJパフォーマンスなどを行う。他にも、さまざまなアーティストやクリエーターなどの情報発信の場としてイベントスペースも併設する。「サナギ 新宿」の運営は、飲食店事業やプロデュース事業を手掛けるポトマックが行う。
また、新宿観光案内所が12月10日にオープンする。新宿観光振興協会が運営し、地域のイベントや宿泊情報など、利用者が新宿を楽しめる情報を提供する。多言語案内やWi-Fiの提供で、訪日外国人へのサービスも充実させる。建物面積は約70平方メートル。
さらに、新宿観光案内所にはデジタルサイネージ「K-vision」を設置する。138インチの大型サイネージで、新宿駅の新たなランドマークメディアを目指す。