ファッション

「ロエベ」がマドリードにジョナサンによる新コンセプトの旗艦店をオープン

 「ロエベ(LOEWE)」は11月17日、創業の地であるスペイン・マドリードに旗艦店、カサ ロエベ マドリードをオープンした。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=クリエイティブ・ディレクターによる新しいストアコンセプトを採用した世界最大規模かつスペイン初の旗艦店になる。場所は、ラグジュアリー・ブランドのショップが軒を連ねるサラマンカ地区にある19世紀に建てられたビル。店舗は3層構造で、約1000平方メートル。メンズウエアやウィメンズウエア、バッグや革小物などのアクセサリーをそろえる他、エキゾチックレザーを用いたアイテムを注文できるメード・トゥ・オーダーのコーナーを設置する。同店ならではの特徴として、教育者やフローリスト、作家として活躍した英国人女性のコンスタンス・スプライの人生と功績にインスパイアされたフラワーショップも併設する。

 内装にはスペイン産のクリーム色の大理石や、木材、敷物織りの職人であるジェイソン・コリングウッド(Jason Collingwood)が手掛けたカーペットなどを用いて、温かみのあるニュートラルな空間を演出している。また、アンダーソン=クリエイティブ・ディレクターが自ら選んだ、ハワード・ホジキン(Sir Howard Hodgkin)やエドマンド・ドゥ・ヴァール(Edmund de Waal)、リチャード・スミス(Richard Smith)、グロリア・ガルシア・ロルカ(Gloria Garcia Lorca)のアート作品も飾る。

 「私は、ちょっとしたディテールや技術的なこと、使用される素材にいたるまで(店舗の)あらゆる側面に関わりました」とアンダーソン=クリエイティブ・ディレクター。「これは私にとって非常に重要なプロジェクトでした。それは、このプロジェクトが『ロエベ』をその誕生の地と再びつなぎ合わせることを意味するものだったからです。私たちにとって、マドリードに素晴らしいブティックを構えることは、あまりに当然のことで、このブティックは私たちがスペインでの販売ネットワークにいかに誠実に取り組んでいるかと示すものになるでしょう」と話す。

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