ドイツの「アメリカン アパレル(AMERICAN APPAREL)」で働く社員は、2度目の破産法を申請し、イギリスを除くヨーロッパへの商品の出荷を中止した本社に対し、抗議をした。ドイツ国内にある8店舗から、約100人が参加した。
社員はほぼ裸状態で「LA Send Us Clothes(LA、私たちに服を送って)」などと書かれたボードを持って抗議をし、SNSにも写真を投稿した。社員は商品の出荷中止について事前に知らされていなかった他、ここ最近価格が急落していたことについても説明がなかったという。185ドル(約2万円)のジャケットが3ドル(約330円)、84ドル(約9500円)のセーターが1ドル(約110円)でヨーロッパの店舗に卸されていた。また、ポーラ・シュナイダー(Paula Schneider)前最高経営責任者が入社して以降のヨーロッパでの売れ行きを無視した商品構成についても、長らく疑問を抱いていたようだ。
同社のスポークスマンは「法律により、残念ながら(破産や身売りなどの)工程はわれわれらのコントロール下にない。ヨーロッパ支部には経営のプロフェッショナルを派遣した他、社員とお客さんの事を非常に大切に思っている」とコメントした。