メルローズの婦人服「マルティニーク(MARTINIQUE)」は4月20日、新業態“レリタージュ(L’HERITAGE)”を銀座松坂屋跡地のギンザ シックス(GINZA SIX)4階に開く。店舗面積は約105平方メートル。“ネクスト ビンテージ”をキーワードに、普遍的なデザインと上質素材にこだわった商品を提案する。シャツアイテムを主軸に、ジャケットやワンピースなどオリジナルが7割、インポートが3割。ターゲット年齢は設定せず、「トレンドに左右されず、自分の好みが決まっている女性」を狙う。名前は仏語で“遺産や伝統”を意味する。ロゴの筆記体は、フランスでモード誌のアートワークやラグジュアリー・ブランドの招待状の宛名などを手掛けるカリグラファーの二コラ・ウシュニールが書き下ろした。
オリジナルアイテムの価格帯は、ブラウスが2万後半~5万円、ニットが2万~4万円、ボトムスが2万前半~4万円、ジャケットとアウターが4万~7万円、ワンピースが2万~5万円など。
インポートはウエアが「ザ・ロウ(THE ROW)」「ネヘラ(NEHERA)」「エム マーティン(M. MARTIN)」、シューズが「ニコラス カークウッド(NICHOLAS KIRKWOOD)」「ロベール クレジュリー(ROBERT CLERGERIE)」、バッグが「エマニュエラ ペトロガリ(EMANUELA PETROGALLI)」、アクセサリーが「ソフィ ブハイ(SOPHIE BUHAI)」「ハム(HUM)」など。雑貨は一部、フランスで買い付けた「エルメス」や「ルイ・ヴィトン」のビンテージバッグや革小物もそろえる。
オープンを記念して、別注アイテムも多く用意した。ジュエリーブランドの「トムウッド(TOM WOOD)」は、出店するギンザ シックスにちなんた6角形をかたどったリングを限定販売する。
木本建徳「マルティニーク」ディレクターは「商品は世代を超えて引き継がれて、いずれはビンテージとして長く愛されるような普遍的なデザインを意識した。『マルティニーク』と言えば、“キャリア”のイメージが強いと思うが、この業態ではブランドのよさを引き継ぎながら、一歩進化した姿を見せたい」と語る。
「マルティニーク」は現在全国に12店舗を構える。2016年春夏には新宿のニュウマンにトレンドとリラックス感を加えた業態“ラヴァチュール マルティニーク”を開いている。