ナイツブリッジ・インターナショナルは、同社初となるオリジナルブランド「エリザ(ELISA)」を17年春夏に始動する。トレンドコンサルタントやテキスタイルデザイナーとして活動するロンドン在住のエリザ・ペティグリューを起用し、英国のキャサリン妃をイメージした本場のエレガンススタイルを提案する。
これまでエレガンス系ブランドは、スーツなど上下セットでの提案が多かったが、「エリザ」はブランドミックスを念頭に置いた商品構成が特徴。マリアケント社のツイードなどハイエンドな素材も使用しながら、日本のマーケットに合う価格で提供する。価格帯は、一番高い“ロンドンコレクション”でコートが19万~29万円、ドレスが7万9000~12万円、ニットが5万9000~9万9000円など。“ロンドンコレクション”はペティグリューがデザイン提供から素材選定まで携わり、クロージングラインとMDラインは、ペティグリュー監修のもと、国内チームが企画生産を手掛ける。ナイツブリッジの直営店「ザ ブティック ナイツブリッジ」の全4店舗(銀座店、広尾店、ヤマトヤシキ姫路店、ANA HOTEL 松山店)で販売する他、百貨店を中心に卸でも展開する。
ペティグリューは「初めて日本に来た時、忙しい都市だと感じたが、どこか静かで平和な雰囲気もあった。『エリザ』ではこうした日本の特徴を取り入れ、華やかな柄、鮮やかな色を前面的に押し出すのではなく、全体として洗練された印象になるように仕上げた。一つ一つの存在感がありながらも、他のアイテムと合わせやすいデザインなので手持ちの服とのコーディネートも楽しんでほしい」とコメントしている。