世界最大手のコミュニティー主導型ホスピタリティー企業のエアービアンドビー(AIRBNB)は先月、宿泊の枠を超えたサービス「トリップ(TRIPS)」をスタートした。
「トリップ」は旅行全体を容易かつマジカルなものにする目的でスタート。このサービスは、既存の宿泊サービス“ホーム”に加え、現地のエキスパートが企画する手作りのアクティビティーに参加できる“体験”、世界中のエアービアンドビーのホストからの100万件以上の穴場やおススメのレストランなどの情報を提供する“スポット”と3つの要素で構成し、ゆくゆくは、“フライト”や“サービス”といった新コンテンツも加わる予定だ。
先月日本でもスタートした“体験”は、ワークショップやツアーなど興味や関心に応じた体験を提供。例えば、フランス・パリでのバイオリンの製作やイタリア・トスカーナ地方でのトリュフ狩り、アメリカ・マリブでクラシックカーについてのレクチャー&運転など、内容はさまざまだ。ファッション関連では、着物の着付けのワークショップや、スタイリストによるおすすめのショップツアーなども。宿泊のホストのようにエアービアンドビーに登録すると、個人の興味や関心、趣味を通じて収入を得られる方法を提供する。
同社は2008年創業。世界191カ国3万4000以上の都市における民泊サービスを提供している。その内容は、アパートの一室から、ヴィラや城、ツリーハウスと幅広い。