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資生堂がベンチャー企業への投資を本格化

 資生堂は、オープンイノベーションの一環として、ベンチャー企業への投資に取り組む専門的な社内組織「資生堂ベンチャーパートナーズ」(以下、SVP)を設置する。投資先企業をサポートしながら互いに成長を目指すもので、第1号案件にサプリメントサーバーの開発・製造を行うドリコスに出資する。

 資生堂はグローバルにおいて優位性を保ち、業界を引っ張る存在であり続けることを目的に、社外の技術やアイデアを組み合わせて「美」に関する革新的な製品やサービスを作り、新しい価値や市場を生み出すオープンイノベーションを推進している。こうした新たな価値の提供を目指し、今回、SVPを設置。第1号案件には、健康志向の高まりや高齢化による健康食品への需要増が見込まれることから、一人一人の健康状態に合わせたサプリメントを自動的に調合し、ドリンクで提供する小型サプリメントサーバーを開発しているドリコスを選んだ。

 SVPは今後、将来の経営資源を持つ投資対象の選定及び適切な投資金額の検証を行う。また、SVPが行う業務を通じてベンチャー業界が持つ経営感覚や独自のアイデアを事業化するプロセス、スピード力などを社員に共有し、人材の育成につなげる。

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